Owner’s Voices

音を言語化する・・・・。経験、実績に裏打ちされた言葉には説得力があります。
しかし目に見えないものを表現・伝達する事はその道に携わる者でも簡単で無い事は周知の事実。
そのハードルの存在を理解しても尚自身の言葉で伝えようとして下さったオーナー様達の言葉が以下に綴られています。
私自身がその場に居合あわせたかのような、そして直接会話しているかのような、的確で且つエモーショナルな言葉たちはギタープレイヤーである方々にはきっと刺さると思います。。
この嘘偽りの無い言葉たちを今度は貴方の頭の中で音に変換して頂きたい。きっと景色が音が見える筈。

Model 5960

*以前にも当方のピックアップ(Tourus)をご利用のオーナー様です。

手持ちのストラト10本(自作コンポ、USA、国産)程度と持ち替えながらじっくり比較してみました
比較PUは、Tourus1959BB、Tourus54、Lindy Fralin real54、Jimmy Wallace 60s、Fender CS Hot50s、Vanzandt Blues(90年代)、’73(ビンテージ)、’65(ビンテージ)、Fender Pure Vintage '59&'65、Alexander Pribola Blues。

Egoist 5960は、音が近く抵抗値の割に元気があって艶のある音だと感じます、特にギターのVolを8程度にしたときに差がはっきり、音質の変化が少なく歪みが減るだけ、こもらないし艶もある。音の分離も良いですね。

同じセッティングでプラグを差し替えて比較すると、他の多くのPUは
ギターVol8程度でハイ落ち傾向で、フルVol時と落差があります。

その中でも最後まで何度も持ち替えて比較し、音色は違えど同様のレベルにあると思えたのが、Jimmy Wallaceとビンテージの65でした。Jimmy Wallaceは知る人ぞ知るですが、ビンテージギターに造詣の深いブランド。’65は本物。何気にTourus54も近いものがありました、次点はPribolaとLindy。

それぞれのPUも、セッティングを詰めていけばそれなりに音は作れると思いますが、Egoist5960はスタート地点が常にゴール寄りに居る感じがして、使いやすいですね。


*先ほどPUの交換作業をしました
これこれ!!って感じです

〇〇〇も良いPUではありますが僕的には5960はレベルが1段階上のクオリティーに感じます
ネックのボフッとした感しながら キレもあり膨よかさとエアー感を存分に感じる事ができるサウンド!

膨らんで 収拾がつかなくなる一歩手前の気持ちよさはたまりません

ミドルのネックに共通するような ボフっ感や膨よかさを残しつつ しっかり芯の通ったサウンド!これも素晴らしい

ブリッジの太さを感じつつ キレの良さと痛くないハイ

そして 音の出た瞬間に ちょっと捻りが入るヴィンテージに近いサウンド!

これも 言うことなしの素晴らしさ!!

三つのPUに共通しているのは ヴィンテージにしか感じられないフィーリングを秘めているところです

全くエージングできていない状態でも 十分にそのポテンシャルを感じとることができます

上手く言葉に表現できないのがもどかしいですが

世のサウンドを追い求めているギタリストの皆さんに伝えたい気持ちでいっぱいです

真面目な話 ヴィンテージを弾くのに かなり近い満足度を感じられるので 
65ストラトを弾く機会が減るかも?!


□□□高品位のエイジド加工、レストア&モディファイを行うショップ・Tone of Dreams様のレビューです□□□
*音がだいぶ落ち着いてきたので、まずはFenderアンプで65年製ストラトキャスターとの比較を行いました。その第一報です。

・ギター

 ・83y Tokai ST-60 アルダー メイプル/ローズ指板

  電装:Western Electric / Lenz AWG20 単線 

  Nassauハンダ

  RMC 0.05μF / 100v セラミックキャパシタ 

・アンプ

 ・70s Fender Vibro Champ

・エフェクター

 ・Booster:Solodalass SVDS

 ・OD:80s Mason OD-9

 ・Delay:Keeley Halo

 (エフェクターは常時ON、クランチでセッティング)

Egoist 5960ですが、65ストラトと比較すると

・音が立体的、奥行きがある。抜けが良い。

・ピッキングした時の立ち上がりが早い。

・よって、ピッキングのニュアンスが出しやすい。

・ローからハイのバランスが65に近い塊感がある。

・巻弦の質感が65に似ている。

・プレーン弦のハイが籠もらず、程良くロールオフしている。

一方で65ストラトの特徴として

・纏わりつくような倍音がある。ドライブ感がある。

・籠ったような出音、抜けが悪い。

・ピッキング時にコンプ感があり、一瞬遅れて音が立ち上がる。

・その後のサスティーンが長い。

配線材の違いや、65ストラトの劣化なども上記の内容に影響しているとは思いますが、まずはこのような印象です。

65との比較は抜きにしても、ビンテージを知り尽くした非常に質の高いピックアップとの印象を受けました。

Tone of Dreamsの描く世界観に通じるものを感じます。

まずは第一報という事で簡単にレビューしました。

引き続き、マーシャルでの印象やFender現行ピックアップとの比較を行なっていきます。


☆☆☆6063もご購入頂いたオーナー様のレビューです☆☆☆
*ピックアップ届きましたので、早速付け替えて楽しませて頂きました。

Model 6063に続いて、Model 5960も素晴らしかったです。

よりビンテージピックアップを忠実に再現されていて、何時までも弾いていられますね。
・トーン(音)について

先にレビューしたEgoist Model "6063"から、Egoist Model "5960"に換装し変えてのレビューです。

全体のフェンダー純正ピックアップのトーンの継承はそのままに、より忠実にビンテージピックアップの再現がされていて驚きました。

しっかりとしたミドルレンジ主体に、ハイの抜けや低域のバウンス感が十分にあり、弾き手のフィールを引き出してくれます。

確かに"6063"の方が、ややパワー感とハイの広がりがありましたが、"5960"は落ち着きやまとまりがあり、より扱いやすく汎用性が高いと思います。

商品説明に「少々ダークな中低域」とありましたが、あまりそこは感じられず、寧ろ、コードを弾いても抜ける音域が出ているので、

シャラーン気持ちよく鳴り、そして、指弾き時のタッチや、ピックの角度、はじき具合にもしっかり対応する反応性は、

他の高級ピックアップに負けないリアルさがあり、弾いていて楽しいです。

また、ギターのVol、Toneを使って表情が広がるのも "6063"と同様で、クラシックなアメリカン・ミュージックにバッチリです。

私の好きな、50年~60年代のブルース、ロックには "5960"、ジミヘン以降のロックには"6063"が良さそうです。

このピックアップを選択される方に、エフェクターで歪まされる方は少ないように思いますが、クランチ程度のオーバードライブ、

ゲイン低めのFuzzでの枯れた歪みで良い音が得られました。ピックアップ自体が良い音を出すので、むしろアンプの真空管やシールドを変えてみたくなる傾向です。

Egoist Model "5960"は、フェンダー直系のピュアなビンテージピックアップのトーンと、ここが大切なのですが「弾き心地」を味わわせてくれます。

・気になる点(改善点)

好みの問題かもしれませんが、あと少しリアピックアップのトーンに柔らかさがあればと思います。


□□□Tone of Dreams様のレビュー第2弾です。Fender Fat'50sとの比較有□□□
*Egoist Pick Up レビュー第二弾: 

Marshall編

使用機材

   •   アンプ: 1971年製 Marshall 1987 50W

   •   キャビネット: 70年代 Marshall 2045cab 12x2

   •   パワーアッテネーター: Fryette Power Station

   •   ブースター: Solodallas SVDS

   •   リバーブ: 60年代 Fender Tube Reverb

   •   ディレイ: Moog MF104 Analog Delay

   •   ギター: 1965年製 Fender Stratocaster、Tokai + カスタムショップ Fat 50s Pick Up

1. Egoist Pick Up

   •   低音の質感: MarshallではFender Champと比較して低音がよく出るため、Egoistの持つ巻弦の質感の良さが更に際立っている。

   •   ヴィンテージ感の再現力: 65年製のストラトが持つ「弾力的で唸るようなローのニュアンス」を見事に再現。一方でハイの倍音感は65が優位。

   •   奥行きとタッチセンシティブ: 65ストラトが若干こもった印象なのに対して、Egoistはクリア。「もし65が新品ならばこんな音かも」と思わせる解像度と奥行き。タッチにも敏感。

   •   コントロール性: ギターのボリュームだけでクランチからリードまで幅広く対応可能。特にMarshallとの組み合わせではその真価を発揮。

2. カスタムショップ Fat50s Pick Up

   •   高音の鈴鳴り感: いかにもFenderらしいサウンド。高音側のキラキラ感が特徴。わかりやすいキャラクター。

   •   低音の質感: Egoistに比べて低音が薄く、全体的に奥行きと音の厚みの面で、Egoistとの差を感じる。この辺りがハンドメイドの強みか?

【総評】

MarshallとEgoistの組み合わせは最高で、アンプの特性を最大限に活かすことが出来る。

特にローの質感はとても良くビンテージFenderを再現している。(ここは難易度が高いところ)

ギターのボリューム操作だけで多彩な音色を引き出せる点も評価が高い。

Egoistのピックアップは、ヴィンテージトーンを求めるプレイヤーにとっては、まさに「新品のヴィンテージサウンド」を体感できる製品だと言えると思います。

またピックアップリード線などをカスタムしていくと、更に違った一面を見せるような気がします。



Model 6063

*普段は、ピックと指弾きが半々で、クラシックなブルースを中心に、Jazzからロックまでの範囲を趣味で遊んでおります。

・搭載ギター:Xotic XS-1 Stratcaster。ボディ材:アッシュ。ネック材:メイプル。指板材:ローズ)

・使用機材 :TwoRock Jett22(SDキャビ、JBL・D120F)

67年Super Reverb(オリジナルCTSスピーカー)

エフェクター:TS-9、TS808( brusheight MOD)ブルースパワー、

禅駆動、OrgWah、Ultra Vibe

・Egoist Model "6063"に換装した途端に、一聴してビンテージフィールがぐっと強まり、コレコレとにんまりしました。

決してHi-Fiではないのに、指の肉で弾いた時、爪で弾いた時のタッチ、ピックの平らな面で弾いた時の滑らかさや、鋭角に弾いた時のコキュっと擦れる音、

また弦にまとわりつくエアー感や、ハジキ気味に弾いた時のバウンス感などが十分に出ていて、同じフレーズを何度でも表情を変えて弾いて遊んでいたくなりました。
このモデルは、5960のトーンを一回りレンジを広げて若干ラウドに仕上ているとの事で、ロック寄りのプレイや、アタッキーなチョーキングも、
音が前に出て感情が高まります。コード弾き時の音の分離感、カッティングのシャープさも十分で、特に1~3弦で軽く振り抜いて弾いた時のシャラーンとした感じも、ビンテージ感があり非常に心地よいです。

そして、Vol、Toneを少し下げると、さらにビンテージ感が増し、すこしウッディな心地よいアコースティック感が顔を出し、さらににんまりしました。

むしろ、Vol、Toneを絞ることで、トーンの幅が広がります。ブルースがメインの私として非常に嬉しいポイントです。

あと、高域側の解像度とノイズの少なさの為か、いつもと同じ設定のアンプ・リバーブ音が、大きく明瞭に聞こえるようになり、トレブルのトーンも少し下げました。

結果、指先やピックでの非常に小さな音量でのプレイが、より聞こえるようになり、手の余分な力も抜けリラックスして弾けるようになりました。

エフェクターは、ピックアップ自体が若干ラウドな分、音痩せは気にせずに少々繋いでも大丈夫な印象です。

オーバードライブ系は、ゲインをあげて行くと少々ハイミッド側に厚みのあるバランスで、エフェクターのトレブルと、ギターのトーンで良い位置に。

揺れ物系は反応も良く、先のアンプのリバーブで記したように、効果の明瞭さが上がる気がしました。

・ ビンテージ系のピックアップも色々試しましたが、トーンに占めるメーカーごとの色が強く、弾き心地から感じられるビンテージ感があるものは少なかったです。

その意味で、このEgoist vintage toneは、基本的なトーンは王道のFender系ですが、他では味わえないビンテージの弾き心地を与えてくれる素晴らしいピックアップだと感動しました!

おそらくビンテージ系~モダンビンテージ系のギターまで、相性はバッチリで良く合うと思います。

・気になる点(改善点)ネックポジションとミドルポジションの1弦、2弦のバランス調整にいつも悩みます。

カッティング、単音弾きとチェンジした時に、単に音量だけでなくトーンも聴覚上の差異として影響するからだと思います。

このピックアップの場合、ネックポジションの1弦、2弦はもう少しハイが出ていても良かったかもしれません。

今回は、ネックピックアップの1弦側をミドルピックアップより少し上げて対応しました。

Model L6465

*本日 L6465 取付ました。

倍音とバイト感 最高です!

これはとても良いですね!!

ビンテージ65年の雰囲気を再現しながらも、解像度が高く倍音が出る。

結果としてリバーブが掛かったような音色でタッチもよく表現されます。

うちの65年はもう少し全体的にロー側に寄っていて、唸るようなローが出ますが、ハイは落ちていて籠った感じです。

L6465は少しハイ側に寄っていて、バイト感があり音が前に出ますね。

実際のところL6465の方が弾きやすく、レンジも広いので汎用性が高いと思います。

とにかく気に入ったのは倍音の滲むような響きとリバーブ感です。

今回はセラミックCircleーDをコンデンサーに使いましたが、バンブルビーなどのペーパーオイルタイプだと倍音が更に滲んで良いかも。


*ギター歴もそこまで長くなく専門的な事も分かりませんので音の違いに気づけるか分かりませんでしたが、鳴らした瞬間に違いに気づきました。
まずは低音域。アンプはJC-90、エフェクターはマヨネーズファズ、エルキャピスタン、EQを主に使っているのですが、どうしても低音域が浮いてしまうのが悩みでした。しかし今回ピックアップを変えてみると音に厚みが出て、深みが増しました。ただ音が低くなっただけではなく、音が低いながらも前に出てくるような迫力を感じられます。
そして中音域もそれに負けず劣らず力強く、低音域と高音域に埋もれてしまうようなことはありません。
そして私が一番気に入っているのが歪み系のエフェクターが好きというのがありますが、高音域のバイト感です。耳に刺さるような音ではなく、激しい音の中に大人っぽさが出るようになりました。ヴィンテージよりのピックアップという事なのでそういう効果が出ている事なのだと思います。
ギターは生まれ年のフェンダージャパンを使っており、軽い音をどうにか改善したいとの思いでエゴイスト様にたどり着きました。今回ピックアップを変えて自分好みの音に近づけられたことでより愛着が湧きました。 
ライブでガンガンに使っていきたいと思います。

Model 6669

□□□ プロギタリスト 岡田弘(オカヒロ)様のレビュー □□□
本日無事に受け取りまして配線してクリーンやクランチ、そしてドライブサウンドといろいろ6時間ほど試してました。
元々取付けていたFender Custom shopの69 pickupより60年代後半の特徴をよく捉えてますね。

カスタムショップ69より少しゲインが下がってジャリっとした60年代後期の独特な中高域と濁らない低域がよく出来てると思います。

あと新品なのにヴィンテージ特有の臭みと言いますか「らしさ」がありますね。打てば鳴る鐘の様なカキーンとした残響感も良くにたニュアンスです。

この辺りの音はリプレイスピックアップ各社が最も成し得ていない事で見事だと思います。

もっと通電時間を長く使って行けば更に「らしさ」が取付けたギターに馴染んでくるのではないかと期待できます。


僕の所有する68年のストラトと音を比較してみましたところかなり近い音色でニュアンスも方向性も同様な印象でした。

68年のストラトは貼りメイプル指板で音が太めに出る傾向があって、Egoistを載せた71年ネック+近年物のカスタムショップレリックボディのストラトは1ピースネック仕様なので少しハイ寄りな傾向なので、其々の個体差を考慮してもこのピックアップはかなりイイ線行ってると思いました。


60年代後期仕様を謳ってるピックアップは各社リリースしていますが、どうしても製作者側の余計な味付けを感じる物が多く、また先ほどお伝えした「らしさ」と響き(残響)どれも満足するに至りませんでした。

同じ音を得たければ当時物のヴィンテージピックアップを高額で手に入れるしか術がありませんがそれらは常にリスク(個体差や真贋の不安、リワウンド等の手がはいっていないか等)があります。

Egoist 6669はヴィンテージを買わずとも「それらしさ」を感じる事が出来うる製品だと感じました。

この度はありがとうございます大事に使わせていただきます。


***当方の別ブランドピックアップからの乗り換えのオーナー様です***
モニター内容

 ・搭載ギター  

  自作組み立てコンポーネント

  フェンダージャパン1993年製貼りメイプル指板デカヘッドネック

  メルカリで購入したアルダーボディ(極薄ニトロセルロースラッカー)

  セルロイドピックガード

  アルミシールド

 ・使用機材

  アンプ JC120

  使用エフェクター AmperoⅡ Stage

 ・トーン(音)について

  元々このギターに取り付けてたのはRETROLAB. TourusのThe Red Houseでした。

  ともかく周波数レンジ、ダイナミクスレンジ共に広く、故にライブで使用する際にマルチエフェクターで使ってもそれほどデジタルの嫌なところが出ないところがお気に入りでした。

  ただ手元ボリューム絞った際に少しコモるのでボリュームポットを300KΩにして対処していました。

  今回Model6669に交換してその悩みが解決しました。

  手元ボリューム絞っても音色変わらず若干歪みが減る感じ。

  逆に普通の250KΩに戻しても大丈夫な感じがします。

  幕が取れた感じでクリアになり中域がさらに強調されメイプル指板のアタッキーな感じがありしかも暖かみ奥行きがあるという欲しかった音色が得られました。

  各弦のバランス良く倍音がRedHouseより出てる感じでトーンを絞ってもコモりません。太さが増す感じ。

  12〜15フレットの気持ち良い唸る感じはたまらないですね。そこばかり弾いてしまいます。

  コード演奏時の分離感は特にハーフトーンでRedHouseより煌びやかでエフェクターのコーラスの乗りがいいです。

  全体的にエフェクターの設定がトーンのハイを抑えるようになりました。それでも以前のRedHouseのときよりはハイが出てる感じがします。

 

 ・全体的な印象

  The Red Houseも相当良いピックアップで値段が3〜4倍する有名ピックアップと比べても優位性ばかりでしたがEgoistシリーズはビンテージピックアップをライバル視されているのだなと体感しました。

  相当な試行錯誤をされたのではないかと思いました。

  目指していた音が得られて感謝いたします。ありがとうございます。