Owner’s Voices
音を言語化する・・・・。経験、実績に裏打ちされた言葉には説得力があります。
しかし目に見えないものを表現するには非常に難しい事であることは周知の事実。
そのハードルの存在を理解しても尚自身の言葉で伝えようとして下さったオーナー様達の言葉が以下に綴られています。
私自身がその場に居合あわせたかのような、そして直接会話しているかのような、的確で且つエモーショナルな言葉たちは読み手の心に刺さると思います。
この嘘偽りの無い言葉たちを今度は貴方の頭の中で音に変換して頂きたい。きっと景色が音が見える筈。
Model 5960
*先ほどPUの交換作業をしました
これこれ!!って感じです
〇〇〇も良いPUではありますが僕的には5960はレベルが1段階上のクオリティーに感じます
ネックのボフッとした感しながら キレもあり膨よかさとエアー感を存分に感じる事ができるサウンド!
膨らんで 収拾がつかなくなる一歩手前の気持ちよさはたまりません
ミドルのネックに共通するような ボフっ感や膨よかさを残しつつ しっかり芯の通ったサウンド!これも素晴らしい
ブリッジの太さを感じつつ キレの良さと痛くないハイ
そして 音の出た瞬間に ちょっと捻りが入るヴィンテージに近いサウンド!
これも 言うことなしの素晴らしさ!!
三つのPUに共通しているのは ヴィンテージにしか感じられないフィーリングを秘めているところです
全くエージングできていない状態でも 十分にそのポテンシャルを感じとることができます
上手く言葉に表現できないのがもどかしいですが
世のサウンドを追い求めているギタリストの皆さんに伝えたい気持ちでいっぱいです
真面目な話 ヴィンテージを弾くのに かなり近い満足度を感じられるので
65ストラトを弾く機会が減るかも?!
□□□高品位のエイジド加工、レストア&モディファイを行うショップ・Tone of Dreams様のレビューです□□□
*音がだいぶ落ち着いてきたので、まずはFenderアンプで65年製ストラトキャスターとの比較を行いました。その第一報です。
・ギター
・83y Tokai ST-60 アルダー メイプル/ローズ指板
電装:Western Electric / Lenz AWG20 単線
Nassauハンダ
RMC 0.05μF / 100v セラミックキャパシタ
・アンプ
・70s Fender Vibro Champ
・エフェクター
・Booster:Solodalass SVDS
・OD:80s Mason OD-9
・Delay:Keeley Halo
(エフェクターは常時ON、クランチでセッティング)
Egoist 5960ですが、65ストラトと比較すると
・音が立体的、奥行きがある。抜けが良い。
・ピッキングした時の立ち上がりが早い。
・よって、ピッキングのニュアンスが出しやすい。
・ローからハイのバランスが65に近い塊感がある。
・巻弦の質感が65に似ている。
・プレーン弦のハイが籠もらず、程良くロールオフしている。
一方で65ストラトの特徴として
・纏わりつくような倍音がある。ドライブ感がある。
・籠ったような出音、抜けが悪い。
・ピッキング時にコンプ感があり、一瞬遅れて音が立ち上がる。
・その後のサスティーンが長い。
配線材の違いや、65ストラトの劣化なども上記の内容に影響しているとは思いますが、まずはこのような印象です。
65との比較は抜きにしても、ビンテージを知り尽くした非常に質の高いピックアップとの印象を受けました。
Tone of Dreamsの描く世界観に通じるものを感じます。
まずは第一報という事で簡単にレビューしました。
引き続き、マーシャルでの印象やFender現行ピックアップとの比較を行なっていきます。
☆☆☆6063もご購入頂いたオーナー様のレビューです☆☆☆
*ピックアップ届きましたので、早速付け替えて楽しませて頂きました。
Model 6063に続いて、Model 5960も素晴らしかったです。
よりビンテージピックアップを忠実に再現されていて、何時までも弾いていられますね。
・トーン(音)について
先にレビューしたEgoist Model "6063"から、Egoist Model "5960"に換装し変えてのレビューです。
全体のフェンダー純正ピックアップのトーンの継承はそのままに、より忠実にビンテージピックアップの再現がされていて驚きました。
しっかりとしたミドルレンジ主体に、ハイの抜けや低域のバウンス感が十分にあり、弾き手のフィールを引き出してくれます。
確かに"6063"の方が、ややパワー感とハイの広がりがありましたが、"5960"は落ち着きやまとまりがあり、より扱いやすく汎用性が高いと思います。
商品説明に「少々ダークな中低域」とありましたが、あまりそこは感じられず、寧ろ、コードを弾いても抜ける音域が出ているので、
シャラーン気持ちよく鳴り、そして、指弾き時のタッチや、ピックの角度、はじき具合にもしっかり対応する反応性は、
他の高級ピックアップに負けないリアルさがあり、弾いていて楽しいです。
また、ギターのVol、Toneを使って表情が広がるのも "6063"と同様で、クラシックなアメリカン・ミュージックにバッチリです。
私の好きな、50年~60年代のブルース、ロックには "5960"、ジミヘン以降のロックには"6063"が良さそうです。
このピックアップを選択される方に、エフェクターで歪まされる方は少ないように思いますが、クランチ程度のオーバードライブ、
ゲイン低めのFuzzでの枯れた歪みで良い音が得られました。ピックアップ自体が良い音を出すので、むしろアンプの真空管やシールドを変えてみたくなる傾向です。
Egoist Model "5960"は、フェンダー直系のピュアなビンテージピックアップのトーンと、ここが大切なのですが「弾き心地」を味わわせてくれます。
・気になる点(改善点)
好みの問題かもしれませんが、あと少しリアピックアップのトーンに柔らかさがあればと思います。
□□□Tone of Dreams様のレビュー第2弾です。Fender Fat'50sとの比較有□□□
*Egoist Pick Up レビュー第二弾:
Marshall編
使用機材
• アンプ: 1971年製 Marshall 1987 50W
• キャビネット: 70年代 Marshall 2045cab 12x2
• パワーアッテネーター: Fryette Power Station
• ブースター: Solodallas SVDS
• リバーブ: 60年代 Fender Tube Reverb
• ディレイ: Moog MF104 Analog Delay
• ギター: 1965年製 Fender Stratocaster、Tokai + カスタムショップ Fat 50s Pick Up
1. Egoist Pick Up
• 低音の質感: MarshallではFender Champと比較して低音がよく出るため、Egoistの持つ巻弦の質感の良さが更に際立っている。
• ヴィンテージ感の再現力: 65年製のストラトが持つ「弾力的で唸るようなローのニュアンス」を見事に再現。一方でハイの倍音感は65が優位。
• 奥行きとタッチセンシティブ: 65ストラトが若干こもった印象なのに対して、Egoistはクリア。「もし65が新品ならばこんな音かも」と思わせる解像度と奥行き。タッチにも敏感。
• コントロール性: ギターのボリュームだけでクランチからリードまで幅広く対応可能。特にMarshallとの組み合わせではその真価を発揮。
2. カスタムショップ Fat50s Pick Up
• 高音の鈴鳴り感: いかにもFenderらしいサウンド。高音側のキラキラ感が特徴。わかりやすいキャラクター。
• 低音の質感: Egoistに比べて低音が薄く、全体的に奥行きと音の厚みの面で、Egoistとの差を感じる。この辺りがハンドメイドの強みか?
【総評】
MarshallとEgoistの組み合わせは最高で、アンプの特性を最大限に活かすことが出来る。
特にローの質感はとても良くビンテージFenderを再現している。(ここは難易度が高いところ)
ギターのボリューム操作だけで多彩な音色を引き出せる点も評価が高い。
Egoistのピックアップは、ヴィンテージトーンを求めるプレイヤーにとっては、まさに「新品のヴィンテージサウンド」を体感できる製品だと言えると思います。
またピックアップリード線などをカスタムしていくと、更に違った一面を見せるような気がします。
Model 6063
*普段は、ピックと指弾きが半々で、クラシックなブルースを中心に、Jazzからロックまでの範囲を趣味で遊んでおります。
・搭載ギター:Xotic XS-1 Stratcaster。ボディ材:アッシュ。ネック材:メイプル。指板材:ローズ)
・使用機材 :TwoRock Jett22(SDキャビ、JBL・D120F)
67年Super Reverb(オリジナルCTSスピーカー)
エフェクター:TS-9、TS808( brusheight MOD)ブルースパワー、
禅駆動、OrgWah、Ultra Vibe
・Egoist Model "6063"に換装した途端に、一聴してビンテージフィールがぐっと強まり、コレコレとにんまりしました。
決してHi-Fiではないのに、指の肉で弾いた時、爪で弾いた時のタッチ、ピックの平らな面で弾いた時の滑らかさや、鋭角に弾いた時のコキュっと擦れる音、
また弦にまとわりつくエアー感や、ハジキ気味に弾いた時のバウンス感などが十分に出ていて、同じフレーズを何度でも表情を変えて弾いて遊んでいたくなりました。
このモデルは、5960のトーンを一回りレンジを広げて若干ラウドに仕上ているとの事で、ロック寄りのプレイや、アタッキーなチョーキングも、
音が前に出て感情が高まります。コード弾き時の音の分離感、カッティングのシャープさも十分で、特に1~3弦で軽く振り抜いて弾いた時のシャラーンとした感じも、ビンテージ感があり非常に心地よいです。
そして、Vol、Toneを少し下げると、さらにビンテージ感が増し、すこしウッディな心地よいアコースティック感が顔を出し、さらににんまりしました。
むしろ、Vol、Toneを絞ることで、トーンの幅が広がります。ブルースがメインの私として非常に嬉しいポイントです。
あと、高域側の解像度とノイズの少なさの為か、いつもと同じ設定のアンプ・リバーブ音が、大きく明瞭に聞こえるようになり、トレブルのトーンも少し下げました。
結果、指先やピックでの非常に小さな音量でのプレイが、より聞こえるようになり、手の余分な力も抜けリラックスして弾けるようになりました。
エフェクターは、ピックアップ自体が若干ラウドな分、音痩せは気にせずに少々繋いでも大丈夫な印象です。
オーバードライブ系は、ゲインをあげて行くと少々ハイミッド側に厚みのあるバランスで、エフェクターのトレブルと、ギターのトーンで良い位置に。
揺れ物系は反応も良く、先のアンプのリバーブで記したように、効果の明瞭さが上がる気がしました。
・ ビンテージ系のピックアップも色々試しましたが、トーンに占めるメーカーごとの色が強く、弾き心地から感じられるビンテージ感があるものは少なかったです。
その意味で、このEgoist vintage toneは、基本的なトーンは王道のFender系ですが、他では味わえないビンテージの弾き心地を与えてくれる素晴らしいピックアップだと感動しました!
おそらくビンテージ系~モダンビンテージ系のギターまで、相性はバッチリで良く合うと思います。
・気になる点(改善点)ネックポジションとミドルポジションの1弦、2弦のバランス調整にいつも悩みます。
カッティング、単音弾きとチェンジした時に、単に音量だけでなくトーンも聴覚上の差異として影響するからだと思います。
このピックアップの場合、ネックポジションの1弦、2弦はもう少しハイが出ていても良かったかもしれません。
今回は、ネックピックアップの1弦側をミドルピックアップより少し上げて対応しました。